ITエンジニアのスキルアップ

仕事を通じて育まれた価値観 想いを乗せた事業やサービスを通じて社会に価値を生み出したい

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「自分の手でサービスを作りたい」それが転職のきっかけだったと語る相澤さん。メディア・ECサイトの運営を行い個人事業主としてお金を稼いでいた学生時代は「ビジネス=マネーを得ること」という感覚だったという彼が「想いを乗せた事業やサービスを通じて社会に価値を生み出したい」という、まったく異なる仕事の価値観を発見するまでの過程についてお聞きしました。

働いてみて気づいた仕事の意義

簡単に私の経歴をお話ししますと、大学で経済学を学び2009年4月に新卒で大手ITコンサル会社に入社しました。約2年半勤務し、2011年に現在の勤務先である株式会社ネットプロテクションズに転職しました。1社目のITコンサルは「ゆりかごから墓場まで」を標榜する通り、ITにおけるモノづくりの前工程から後工程までのすべてを手掛ける会社でした。入社後半年間の研修を経て、大手スポーツメーカー向けの基幹システム刷新プロジェクトに参画し、プロジェクト終了までの6ヶ月間、主に企画・要件定義の部分に関わりました。その後は、大手コンビニチェーンのシステム開発プロジェクトに移り、保守・運用や小規模な追加開発案件の仕事を担当しました。

入社1年目からシステム開発における全工程の仕事に関われたのはとてもよい体験だったと思います。特に保守・運用の仕事からは、学ぶことが非常に多かったです。実際に使われる・使い続けるという視点でシステムを構築するにはどうすれば良いかという視点が身に付きました。

一方で、入社2年目を過ぎた頃からある想いが日に日に募っていきました。それは、主体的な立場でシステム、及び、その先にある事業やサービスに携われていないことへの疑問です。自分たちが事業主体では無いため、予算の都合から、長期的に考えて本当にやるべきだと考える施策を行うことができないこともありました。また、顧客の価値を生み出すのではなく、顧客への提案を通すための戦略になっていることもあり、次第に違和感を抱くようになりました。ファーストキャリアは「自分がもっとも成長できる会社」という軸で決めましたが、この頃から、自分もいつか社会に価値を提供できるサービスをつくれるようになりたいと強く思うようになり、そのための一歩として事業会社への転職を決意しました。

ITの可能性に気付いた学生時代

私がITの世界に触れるようになったのは高校時代からで、父が専用のPCを買い与えてくれたことがきっかけです。当時は、それほどのめり込んでいたわけではありませんが、おかげでコンピュータに対する抵抗感はそれほどなくなっていました。その後、大学時代に自分でネット上でのビジネスを手掛けた経験を通じて、ITに強い可能性感じるようになりました。メディアやECサイトを立ち上げてある程度の金額を稼いでいましたが、ITを使えば、一個人でもビジネスとして成立させることができ、尚且つ、世の中に影響を与えるものを生み出すことができるという手応えを実感することができました。ただ、当時はとにかくお金を稼ぎたいという思いが強かったです。

一方で、個人事業主として自分でビジネスを手掛けてはいたものの、本格的な起業は考えていませんでした。というのも、当時やっていたことは「自分にとって本当にやりたいことではないな」と薄々感じていたからです。加えて、自分が本当にやりたいことが何なのかもまだ見えていない状態でした。ただ、自分が潜在的に思っているやりたいことを実現するためには、ITを軸に、もっと自分に力が必要だということだけは認識していました。最終的に就職先を決めた理由も、内定を頂いた企業の中で最も力がつきそうだと感じられたからです。転職後の今でも、この選択は正しかったと思っています。

事業会社でのサービス開発を通じてフルスタックなスキルセットが身についた

事業会社への転職を決意し、しばらくして、今の勤め先である株式会社ネットプロテクションズと出会いました。株式会社ネットプロテクションズに入社することを決めたのは、その後の事業展開に大きな将来性を感じた事と、社内風土や働いている人の価値観が自身の価値観と重なる部分が多かった事が大きな理由です。株式会社ネットプロテクションズは、現在は主にBtoC向けの後払い決済サービス「NP後払い」やBtoB向けの企業間決済サービス「FREX B2B後払い決済」を手掛けていますが、決済ビジネスという枠に囚われることなく、事業においても組織風土においても「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げています。
入社から現在まで、様々なセクションを渡り歩き、色々な経験をしました。ITプロジェクトにおけるプロセスの改善や、事業横断的なデータモデルの設計、新規事業の企画・システム構築など、非常に中身の濃い仕事ばかりを経験させてもらいました。成長実感で捉えてみると、何か専門的な1つの部分が秀でて伸びたわけではありませんが、事業を考え手も動かせるITジェネラリストとして、非常に幅は広がったと思っています。例えば、能力の広がりを多角形の図形で表現してみると、その頂点の数がどんどん増え、その表面積もじわじわと広がっていったような感覚です。幅広い分野のスキルセットを持つエンジニアのことを”フルスタック”と形容することが多いですが、事業観点を含めてフルスタックなスキルセットを身に付けることができました。そう実感できるのは、縦割りでないフラットな組織と長期視点を持って本質的な事業の価値を追求する企業文化の中で、様々なことに挑戦し続けながら仕事ができたからだと思っています。

昨年(2015年)までは新規事業部門でシステム統括的な立場で仕事をしていましたが、現在では、ネットプロテクションズ全体におけるシステムの内製化推進に取り組んでいます。事業のコアをより確固たるものとするため、また、新しい事業を生み出し続ける素地をより盤石にするためにも、当社が強化すべきポイントとして、内製化を進められる優秀なエンジニアの育成・確保が挙げられます。

一方で、事業規模やフェーズにも依存しますが、テコを効かせて事業を展開していくネットプロテクションズにとって、全事業をフルインソースでシステム構築することはベストな選択ではないと考えています。限られたリソースをどこに投下するかを考えると、事業横断的であり社のコアを支えるような領域へのプライオリティが自然と上がってきます。現在では、委託先の外部ベンダとタッグを組みながら徐々に内製化領域を拡大していき、 コア領域のリードと事業創造ができる組織体制を目指しています。

想いが乗った事業やサービスを通じて社会に価値を生み出したい

将来については「会社でやるべきこと」と「個人でやるべきこと」を分けて考えています。自分でサービスを作りたいという思いが転職への動機となったわけですが、現在では、組織の中でやるべきこと・個人として達成したいことを住み分けて考えるようになりました。前者しては、ビジネス視点を持って事業やサービスを捉え、して、社内で自分が相対的に最も価値が出せる場所を見つけ、前に進めること。そこで全力を尽くすということ。ITは自分にとって武器であり好きなことでもあるので、その力を持って、企業をドライブできるような人材になりたいと思っています。後者の個人でやるべきことについては、「こんなものつくりたい」という想いを入り口に、情熱を持って、自分にしか体現できないアプリやサービスを作り続けること。この入り口から入っていっても、数を出して、それぞれのクオリティを磨き上げれば、いくつかは自然とビジネスになっていくものだとも思っています。

将来へ向けてやりたいことはたくさんありますが、根底的には「自分の想いが乗った事業やサービスを手掛けて社会に価値を生み出したい」という考えがあります。学生時代に手掛けたビジネスでは「どれだけ稼げるか」がテーマでしたが、その価値観は大きく変化しました。

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相澤 雄大 (29)
経歴:

21歳 大学に通いながら個人事業主やアルバイトでネットビジネスを学ぶ

23歳 大手ITコンサル会社に入社し小規模プロヘクトチームで企画・要件定義を担当

24歳 大規模プロジェクトチームにて保守運用・追加開発を担当

25歳 現在のネットプロテクションズに転職しプロジェクト推進を担当

27歳 システム管理・セキュリティ等を担当

28歳 新規事業を担当

29歳 内製化推進アーキテクチャを担当


充実度

充実度: 75点

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