スキルアップ

利己的に生きるか、利他的に生きるか その仕事の価値観こそが世の中を変えていく

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感謝に溢れた世の中をつくることこそが私の人生のミッションです。そう語る安部さんは働くことの意味を問い続けてきた。gCストーリーとの出会いによってその答えを見つけるきっかけを得た言う安部さんに、その仕事にたどり着くまでの歩みについて語って頂いた。

何のために仕事をするのか?

2012年に現在の会社に転職するまで、ERPパッケージソフトメーカーに勤務していました。当時その会社の人事制度はとてもユニークで、新卒採用内定後5年以内であれば、自分が好きなタイミングで正式入社できるパスを保有させる仕組みになっていました。それ以外にも、成果よりプロセスを重視する多面評価制度やフルフレックス制度など働きやすい環境を重視する会社でした。「仮に5年後の入社を選んだら、先に入社した同期には絶対追いつけないと思うよ」同社社長からのアドバイスもあり、翌年4月に新卒で入社しました。入社から3年間は新規営業を担当。4年目に新規サービスの立ち上げに関わった後、5年目からはプロモーション・マーケティング部門の責任者に抜擢されました。

入社当時、急成長期であった会社にじっくり若手を育てる余裕はなく、新卒者は即戦力として扱われました。入社後即現場が当たり前で、私もやり手トップセールスの上司にマンツーマンで営業のイロハを叩き込まれました。上司の指導は厳しく、本当に怖かったですね(笑) 上司の厳しい要求に応えるのが精いっぱいでとても周りを見る余裕などありませんでした。いったい何のために仕事しているのだろうと思うことも多々ありましたが、ただ目の前の仕事にがむしゃらに向き合っていたと思います。実は私が入社した時点で上司は年末での退職が決まっていたそうで、自分が会社を去るまでに私を1人前に育てることが彼のファイナルミッションだったことを後で知りました。今ではその上司が様々な事を経験させてくれたことにとても感謝しています。

上司の退職後は自分主体で営業をすることになり、自分がやらなければならないという自覚が更に増しました。上司からは常に十分な情報収集や的確な判断を求められていましたので、必然的に周囲の協力を求め、サポートしてもらうことが多くなっていました。意識せずとも周囲とのコミュニケーションが密になっていて、営業するための下地ができていたような気がします。2年目からは主体的に案件を持つようになり、高単価ながら年間13社の新規取引先を開拓。翌年も順調に実績を伸ばし社長賞を受賞しました。もう自分は1人前だという自信を持ちましたね。しかし周囲からは天狗になっていると見られ、やがてその鼻をへし折られることになりました。自信が過信に変わり、それが日常の振る舞いに表れていると厳しい指摘を受けたのです。

自分の人生を何に賭けるか

入社3年目、鼻をへし折られた直後に新事業立ち上げに誘ってもらいました。自分としてはかなり精神的にへこんでいましたので、そんな状況の自分を拾ってくれたその当時の上司にも本当に感謝しています。それ位落ち込んでましたので。(笑) 営業企画部門にてシステム導入前のコンサルティングサービスを確立するプロジェクトで、約1年で新サービスとして軌道に乗せることができました。並行して、社内の人事施策として新卒若手マネージャー育成プロジェクトが立ち上がり、メンバーとして参加。1年間マネージャーとなるためのトレーニングを受けました。そして5年目、営業企画部門にて営業支援業務のひとつだったマーケティング・プロ―モーションの強化が打ち出され、新たに立ち上がったチームを任されることになりました。BtoBプロモーションを中心に、セミナー開催、DM告知などのダイレクトプロ―モーション全般のマネジメントを担当しました。その後は広報業務も担当するようになり、仕事の領域はさらに広がっていきました。

入社7年目、30歳を迎えたあたりからキャリアに対する疑問を感じるようになりました。入社当時社員数300名だった会社は3000名規模にまで成長し、ベンチャーから大企業へ変わりつつありました。会社成長の原動力は自己の成長にコミットしてフィールドで活かす。その為の環境が用意されている、という社風にあり、その社風こそがヤリガイに繋がっていたと思います。しかし30歳を迎え、残りの人生も自己の成長に費やすことが正解なのかどうか疑問に感じたのです。自分のためではなく、他の誰かのためにできることがあるのではないか。自己の成長にコミットし続けるのは本来自分がやりたいこととは違うはずだと思ったのです。また、これまでずっとロジカルな経営者の側にいたため、まったく違うタイプの経営者のもとで力を試してみたいという個人的なわがままもありました。(笑)そろそろ環境を変えるべきだと判断し転職活動を始めることにしました。

転職活動を開始したものの「これだ」と思える会社には巡り会えず、1年以上が過ぎました。様々な経験をしましたがニッチな業界での経験を活かせる転職先は営業フィールドしかないと知りました。私の条件を満たす企業はなくずっと悶々とした日々を送っていました。そんな時、先に転職した同期と再会しました。近況を語る彼はとても生き生きとしていて、いい仕事をしているのだなと感じました。私は彼が利用した転職エージェントを通じて、彼の勤務先を紹介してもらうことにしました。それが今の勤務先であるgCストーリーです。

成長と貢献、他の誰かのために働くということ

社長面接ではそれまでに選考を受けた企業とはまったく違う話をして頂きました。他の会社ではビジネスモデルや業務の話が中心だったのですが、社長は一言「私は世の中を幸せにしたいと思っています」この突然の一言で惹きつけられてしまいました。「貢献のために成長することにコミットし、自分自身の周囲や社会が幸せな状態であることを目指す」という理念にも深く共感しました。この会社は屋外広告いわゆる看板を扱う企業ですが、業界唯一のベンチャーであり存在自体がイノベーションであるというところも興味深いと思いました。業界を壊し再構築するという意気込みにも共感し入社を決意しました。

社名gCストーリーのgCとはGrowth for Contribute(貢献のための成長)で、この会社の理念を表しています。社員はそれぞれパーソナルミッションを持ち、「自分は何のために生きるのか」という働く事を通した人生の志を明文化します。人生において会社は器であり、仕事はツールであるという考え方のもと、個人のパーソナルミッションを互いに理解・尊重し合いながら働くことで生き生きとした風土を醸成している会社なのです。人間一人が果たす貢献はそれほど大きくはありませんが、会社という器の中で互いが理解・尊重し合うことで大きな貢献ができる。そこがこの会社の最大の魅力かもしれません。

入社後は施工事業部にて屋外広告物に関連するあらゆる課題を解決するコンサルティング営業を担当しました。屋外広告・看板は未知の分野でしたので知識面でのキャッチアップまでの時間は必要でしたが、営業の本質は同じだと信じていましたので戸惑いはありませんでした。2年間営業キャリアを積んだ後、営業全体の統括(GM)を担当。その後人事を兼務することになり、マネージャーとして営業チームをマネジメントする傍ら、人事を統括することになりました。

感謝に溢れた世の中を作るためには、自ら感謝することを忘れてはいけない

人事を担当してすぐに採用について改めて考えなければなりませんでした。当社は2008年度から新卒採用を開始しています。理念をベースとした採用は前提ではありましたが、急成長期にありがちな必要人員数の確保を優先した時期があったのも事実です。その為、一定数企業文化を緩めたカタチで採用していました。結果、その時期に採用した社員約20名はその後、様々な事情があり、退職しました。そのような事があり、採用戦略の再構築が必要となった場面で私が就任したわけです。

私は「理念採用をブラさない」という方針を掲げ、「きれいごとをしようじゃないか」というスローガンを前面に出し、極力学生や転職希望者の方に企業文化を理解頂けるよう努めています。今は理念採用に加え、「いい会社から強い会社になるために必要な人材を採る」という事も重視しています。企業文化を緩めずに、採るべき人材を採ることにこだわるべきだと考えています。互いを認め合うやさしい文化の中に厳しさを求めていくことも必要であり、強い会社へと変革するためには市場を奪い取るというぐらいの意識付けが必要だと思いました。また若手をどう育成していくかなど、やるべきことはたくさんあり、まさにこれからが正念場です。

私の強みは戦略性とパラレルな仕事が得意なところだと思います。この強みを最大限発揮し会社を支えていきたいと考えています。個人としての目標は、感謝に溢れた世の中を作ることです。誰かに感謝してもらいたいではなく、自分が感謝することを前提にした豊かで幸せな社会を作りたいと思っています。今後も貢献のための成長を続けていきたいですね。

※この記事は 働く意味がみつかる、仕事で能力を120%発揮できる会社 で特集されています。

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安部 孝之 (34)
経歴:

22歳 ERPパッケージソフトメーカーに入社

27歳 新事業立ち上げに誘ってもらい異動

30歳 キャリアに対する疑問を感じるようになり転職活動を開始するも決め手となる会社がみつからない

30歳 今までにない経営者と出会いgCストーリーに転職

34歳 2年間営業キャリアを積んだ後、営業全体の統括(GM)を担当。その後人事を兼務。マネージャーとして営業チームをマネジメントする傍ら、人事を統括


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