クリエイティブのスキルアップ

印刷会社勤務経験が生きる転職先

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「印刷会社の仕事」と聞いても、いまひとつピンと来ないという人は多いのではないでしょうか。電子書籍の普及とともに変わりつつある印刷業界。そこでの経験が生きる転職先について考えてみたいと思います。

意外と知られていない印刷会社の仕事

印刷会社の主な仕事は営業部門、デザイン・制作部門、印刷部門の3つ。大手2社を除くと、他はほとんどが地元密着型の中小企業であり、既存顧客からのリピートが取引のメインとなっています。営業は固定客へのルートセールスがメインで、フットワークとコミュニケーション力が重視されます。DTPの普及以降、印刷物の低価格化が進み薄利・多売のビジネスとして徹底したコストカットを余儀なくされてきた印刷業界。そこで近年は印刷物の通販化が進んでいます。

薄利・多売の印刷業においては納期と品質こそが生命線。一文字の間違いが致命傷となる印刷物を扱うため、スケジュール管理・クオリティチェック・コスト意識などが重要であり、営業はプロダクトマネージャー的役割が大きい仕事と言えるでしょう。デザイン・制作部門の仕事を見ると、メインは定期的に発行されるチラシ、カタログ、パンフレットなどのデザイン・制作など。広告代理店やプロダクションからの発注では、企画・制作の部分には関わらないことがほとんどです。

印刷業界は主に書籍・雑誌などを印刷する出版印刷とカタログ・チラシなどを印刷する商業印刷に分かれますが、インターネット普及に伴う日本人の活字離れにより出版不況が深刻化し、出版印刷は縮小傾向となっています。その傾向は商業印刷においても同様であり、印刷業界全体が電子書籍など新たな収益モデルの確立を模索しているというのが現状です。電子書籍事業を本格化させるために、通信事業者・SIerほか異業種との提携により新サービス開発を行う企業も多く、印刷業界は大きな転換期を迎えていると言えます。

汎用性の高い営業スキル

印刷会社経験が生きる転職先として、ここでは営業職に絞って考えてみたいと思います。
印刷会社の営業として、大前提となるのが顧客第一主義の考え方。固定客へのルートセールスでは緊密な信頼関係の構築が不可欠であり、高いコミュニケーション力が求められます。また先に触れたように印刷会社の営業は全体をコントロールするプロダクトマネージャー的要素の強い仕事でもあります。これらのポイントから見て、印刷会社の営業経験で身に付くスキルはかなり汎用性が高いと言えるのではないでしょうか。

スキルが生かせる転職先として考えられるのはやはり営業職ですが、業界を問わず幅広く生かせる可能性が高いと思われます。またWEBやSIerなどの電子書籍事業への参入が増えている現状から、出版印刷経験者はそれらの業界での活躍の可能性があるかもしれません。

印刷会社の広告代理店機能

近年、印刷会社が抱えるデザイナーや印刷技術を活用しセールスプロモーション分野への進出も数多く見受けられます。広告代理店へのキャリアチェンジを考えている方は、一度印刷業界をチェックしてみるのも良いでしょう。

未経験職種への転職はハードルが少し高いですが、多角化された新規事業等の場合、専業の企業よりも転職成功の可能性はあると思います。

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Roots&Vision編集 (30代前半がメイン)
経歴:

仕事でのモヤモヤや将来への不安がある時、自分にあったロールモデルを探すお手伝いをさせて頂いています。ココロに向き合い想いをカタチにを合言葉に、皆様のキャリアチェンジを応援しています


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