スキルアップ

大学生で起業。その後就職し、買収先企業での本部長としての挑戦

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は、社会人3年目にして、買収先のベンチャー企業の本部長を任されている藤原義人さんにお話を伺いました。藤原さんのこのルーツは、大学生のときに行った就職活動斡旋会社の起業にまで遡ります。大学生での起業経験から、大手人材会社に入社し、その後買収先ベンチャー企業のマネージャーを務めるようになるまでの経緯を、爽やかに熱く関西弁で話していただきました。

起業・公務員試験勉強・就職活動と充実した大学生

大学入学当時は、起業・公務員・一般企業への就職という3つの選択肢を持っていました。これら全ての選択肢の可能性を残すために学生のうちにそれら全てに挑戦し、最終的に自分のなかで一番楽しいと感じた道に進もうと考えていたのです。そのなかで、公務員に関しては公務員試験の勉強をし始めて、一般企業への就職に関しては、他の多くの学生のように就職活動を行っていました。

ただ、起業についてどのように学習すれば良いのか見出すことが出来なかったので、インターネットで調べた起業家サークルの団体に電話で自らアポイントを取り、話を聞きに行くために会いに行きました。そこで、「起業はやらなくてはわからない。実際になにか好きなことをしてみろ。」と言われ、30万円の資本金をもらいました。

その時期、たまたま就職活動をしており、大学生のニーズや課題・企業が求めているもの等が把握できていたこともあり、新卒採用に関する人材ビジネスを始めました。それまで、新規ビジネスを考えるという経験が無かったので、それくらい身近でシンプルなビジネスしか考えることが出来なかったというのが本音ではあります。

そこでの具体的な活動としては、月謝制での就職活動の塾や企業の人事と学生を集めたイベントの企画・運営などを行っていました。最終的に、就職活動塾の学生たちは見事全員内定を獲得し、名だたる大手企業に人材を輩出し、やりがいを感じました。

しかし、就職活動ビジネスで成果は出せたものの、新卒の就職活動というものはイベントビジネスであり、そのイベント以外の期間での収益性の悪さが露呈し、長期的に続けていくことは現実的ではないと判断しました。結果的に、2年間でこのビジネスを終わらせることにしましたね。

なので個人的には、就職活動ビジネスでの起業は、決して成功では無かったと考えています。一方でこの起業活動の中で、一定の成果を収めることには成功し、結果的に多くの学生を一流企業に輩出し、彼らから感謝をされるということにやりがいを感じたのは事実であります。今考えると、この経験が人材業界に惹かれたきっかけとなったのではないかと考えています。

大手人材系企業との出会い

大学生の就活塾の活動において、学生をビジネスの第一線に輩出することにやりがいを感じたことがきっかけで人材業界に興味を持ち、人材業界で新規事業開発を行いたいという思いを持っていました。

その際に、それまで過去数年新規事業を立ち上げておらず、内部留保が多かったエン・ジャパンは、入社後すぐに新規事業に携われると先見し、入社を決めました。また、就活塾の活動で、エン・ジャパンの社員さんとの出会いもあり、それも入社を決めるもう一つの要因となりましたね。

入社後1年目は、バリバリの求人広告営業を行っていました。営業の経験は全くなく、自分のなかで恐怖心を抱いていました。実際、最初3ヶ月は1件も契約が取れず、先輩社員の足を引っ張ってしまい、とても悔しかったですね。

しかしそのなかで、求人広告ビジネスというものはリピートビジネスであるため、レバレッジを効かせる事の出来る(単価・収益性の高い)ターゲットに照準を絞り、大手企業開拓特化型の営業に転化しました。この営業戦略が功を奏し、1年目終了時には新人トップの営業成績を収め、社長賞を受賞しました。

営業のチームリーダーとしての2年目

1年目の新人トップという成績が評価され、2年目では営業チームリーダーを任され、営業体制の整備・統括をしていました。まず、求人広告というリピートビジネスにおいては新規顧客の獲得が収益を上げる鍵であると考えていたため、新規に強い営業体制を作り上げる事を目標にしました。

試行錯誤の後、クライアント部隊(既存顧客対応部隊)と受注部隊(新規顧客獲得部隊)の2部隊に分けました。そして、社員の特性を見て振り分け、特化型のオペレーションシステムを導入しました。つまり、新規顧客にたいして、泥臭く営業をかける事が出来る人間をピックアップし、彼らを受注部隊に重点的に配置したのです。

更に、新規顧客に架電する際も、個人単位で行うのではなく、チームで一斉に時間を合わせて集中的に行う事で、社員のモチベーションを上げるように工夫していましたね。新規顧客に対する架電は精神的なタフさが必要なので、嫌な仕事はみんなで一斉にやることで、メリハリをつけて楽しく出来る環境を作り上げるよう努力をしていましたね。

次に、このオペレーションシステムのなかで各営業社員に高い目標設定をさせました。この方法でマネージャーとして新規営業の契約数を着実に伸ばし、優秀な成績を収める新人を複数人輩出しました。このなかで、目標設定だけはしっかりさせて、その後はトップダウン型の営業指導をやめ、ある程度社員の主体性に任せるというマネジメントスタイルの方が、営業成績が伸びるという事を学びました。

買収先企業への責任者としての派遣

1年目、2年目の成績が評価され、3年目では、イノベーション・ラボという「新規事業企画室」に配属されました。入社時に予測していたように、ここからエン・ジャパンとしての新規事業が急展開されているように思えますね。

この部門に配属されてから、3ヶ月は、新規事業企画の仕事をしていましたが、その後すぐに責任者として買収した企業に出向になりました。現在は、この企業の社長の次のポジションで、営業戦略や組織体制管理を行っています。ここでは、当初希望していた新規事業開発ではなかったものの、既存ビジネスを拡大・発展させる事の楽しさを実感しています。

そのなかで、信頼を勝ち取るため、初月から目標を達成する事だけに尽力しました。逆に目標を達成しないと社員の不信感につながってしまうのではないかという思いもあり、大きなプレッシャーがありました。

初月からの目標達成のために、自分の経験を基に、様々な視点からのマネジメントや商品設計などの考え方をシェアする事から始め、この会社で自分のバリューを発揮する事を意識していました。ただ、この会社にきてからまだ月日が浅いので、これからも社員からの信頼を勝ち取るために常に良いパフォーマンスをする事が求められています。

今後の展望としては、今はこの会社で事業展開をしているものの、これからのキャリアビジョンとしてどこかのポイントで、人材業界において1つの新規事業を作り上げたいと考えています。

yoshitofujiwara
藤原 義人 (25)
経歴:

22歳 エンジャパンに入社。求人広告営業を担当

23歳 営業のチームリーダーとして営業体制の整備・統括

25歳 新規事業企画室に異動し、買収先の企業の経営に参画


充実度

充実度: 69点

業務上で成長実感やマンネリを引き起こす要因である6軸18項目を点数化した数値です。
インタビューイー様のキャリアの分岐点で、
その選択がどのような心理的な変化を産んだのかを点数化しております。

メッセージを送る

このインタビュー記事についてご意見、ご感想などありましたら、
ぜひメッセージをお送りください。

メッセージを送る