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美容サイトを通じて女性の魅力を引き出す!百貨店の化粧品販売で感じたやりがいと限界

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大手百貨店で化粧品販売職に就いた後に、ベンチャー企業に転職し、美容サイト運営、ライターのマネジメントに従事している藤原さん。職種は変わったものの、「女性の魅力を引き出す」という想いは変わらないと言います。大きな目標を達成した後もチャレンジし続ける藤原さんに、これまでのキャリア、そして今後目指すビジョンについて聞いてきました

百貨店の化粧品販売を通じて学んだ原理原則。販売の基本はお客様を想うこと

元々は新卒で化粧品会社に入り、百貨店で化粧品販売の仕事をしていました。会社の製品としては、少し高めの物を扱っておりまして、化粧品一本7000円くらいの価格帯です。所謂BC(ビューティーコンサルタント)という仕事ですね。

今の時代化粧品の領域でも、インターネット販売などが広まっているので、わざわざ店舗に足を運ばなくても商品を購入することは出来ます。オンラインカウンセリングも登場していますし、テクノロジーの発展により業界にも大きな影響を与えていることは事実です。

その中で、私が思う百貨店や店舗販売の強みは直接お客様とコミュニケーションをとって商品を提供できるところだと思っています。特に高価格帯の化粧品ですと、お客様は商品だけを求めに来ているわけではありません。ご自身の悩みを相談したり、専門的なアドバイスを求めたり、BC(ビューティーコンサルタント)との会話を楽しんだり、と多様なニーズがあります。

インターネット販売だとどうしてもそのような細やかなフォローができません。その点百貨店ですと、我々のような専門知識を持った販売員がお客様にあった独自の提案を行うことができます。お客様との会話の中で当然化粧品のことだけではなく、枠の外れたお話をすることもありました。お肌の状態は、食事や生活習慣等のライフスタイルと密接に紐づいていますからね。

そのように親身に寄り添っていくことで信頼関係が生まれますし、お客様の本当のニーズが引き出せるようになると信じています。今日お客様が何を話したのかをカルテにまとめ、次回来店してくださったときに話す内容は日々準備もしていました。

お客様のためを思って接客してご案内して販売すると、販売員としての結果は自然とついてきます。無理やり売ろうとするとその気持ちは必ず相手にも伝わります。なので「売る」という感覚よりも「お客様を幸せにする」という感覚でいました。自分の魅力を出して、いかにお客様を幸せにするかを考えることが大切だと思います。これは百貨店の化粧品販売に留まらず、営業、販売において不変的な原理原則だと私は思っています。

一番印象的だったお客様

当時一番印象的なお客様は、セーラー服を着て来店された女子高生の方です。お店自体高価格帯ブランドを扱っているので、少し緊張しているご様子でした。お声掛けしてお話を伺ったところ、来年大学生になるとのことで、お化粧の仕方やどのような化粧品を選べばよいのか分からず、まずは見てみようということでお越しになったとのことでした。

私はその方に対して、商品を売るというよりも自社のブランドの魅力を知ってもらって将来長く商品を使ってもらえたらいいなと思って、一から丁寧に化粧品の種類やお化粧の仕方を2時間ほどかけてご紹介しました。

結果とても喜んでくださって必ずまた来ますと言ってくれました。すると実際1ヶ月後くらいにお母さまと一緒に来てくださいました。お母さまも私の接客に大変感動してくださったそうで、私がご案内した商品を大学の入学祝に購入して頂きました。百貨店に対する敷居の高さがなくなり、百貨店は女性にとって素敵な場所だとその女の子が感じてくれたこと、自社のブランドについて理解をしてくれた上で選んでもらえたことがとても嬉しかったです。

百貨店の化粧品販売を通じて得られたもの

営業や販売に携わっている方は皆そうだと思うのですが、最初は商品をどのように販売していくか、それ以前にお客様とどう向き合っていくべきかが分からず困惑しました。その中で私が先輩に教わったことで印象的だったことは今自分にできる最善のことをするということでした。

身の回りの整理をするとか誰よりも早く来て会社の掃除をするとか、できる先輩のサポートを行って勉強する等です。経験を通じて段々と仕事の基礎が積み重なっていくことを感じました。最初の1年は売上達成できなかったのですが、下積みの甲斐あって2年目からは安定的に数字を作ることができるようになりました。

私はこの接客販売業を通じて色々な価値観を受け入れる力が身に着いたと思います。自分はお客様に伝えたつもりでも相手からは違う風に捉えられることがあるということ等です。多様なお客様に心を開いてもらうためには、まずは自分が先に心を開くことが大切であることも学んでいきました。

自分が売るぞとか買わせるぞといった気持ちを強く持ちすぎていると、それは相手に伝わってしまいます。純粋に家族とか友達にむけて相談にのる形で自分から心を開くことが一番大事だと思っています。「女性の魅力を引き出す」という自分自身の軸がぶれないように行動するよう心がけていました。

ブランドに捉われない提案を求め美容サイトを運営する会社に転職

実は、百貨店で働くまでの大学時代飲食店や百貨店にてアルバイトをしていました。人が好きだったので接客のアルバイトを選んでいたのです。全ての仕事にやりがいを感じることができ楽しかったのですが、中でも人から感謝され、かつその人の魅力を引き出すことのできる化粧品販売に惹かれて大学卒業後は化粧品の接客、販売職につきました。

百貨店では先ほど述べたようにお客様を幸せにする気持ちを持ちながら働いている中で、最終的には業績1位を獲得することができました。もちろん、周りの同僚や先輩方に支えられたからこそ成し遂げることができたのだと思っています。ただ一方で表彰をされたことで、達成感を感じるとともに、その会社での一通りの目標達成はできたかなという感覚も芽生えてきました。多くの人の魅力を引き出し幸せにし、かつ会社にも利益貢献することができたな、という感覚です。

もっと人の魅力を引き出す仕事はないかなという気持ちが高まってきました。というのも前職の唯一の欠点は“そのブランドしか”ご案内できないということでした。「ブランドの枠を超えて純粋に提案ができる仕事はないか」と考えていたときに現在働いている会社の美容サイトのライター募集という求人を見つけたんです。早速話を聞いてみると、美容サイトの記事を通じて、女性を中心とした人の魅力を引き出すことに繋がっていくなと感じましたね。次のステップとしてはここかな、という感覚が生まれ転職を決意しました。

美容サイトのライター業務のやりがい

前職ではお客様と直に接することで感謝して頂いていたのですが、現職では美容サイトというインターネットメディアなため、お客さんと直接のやり取りがあるわけではなかったので、そこは少し懸念ではありました。

ただ、美容サイトが大きくなっていくとともに電車の中で運営しているメディアの話が聞こえてきたり、ツイッターやフェイスブックでのコメントで反響があったりして、自分の仕事が人の役に立っていると実感することができるんです。
顔は見られないのですがだからこそ逆に本音を出してくれていると思うんですよ。そこでよいコメントをもらえると嬉しいですね、愛を感じます(笑)。

また、ライター業務では「書く」能力が必要となってくるのですが、そこにそこまでの苦労は感じませんでした。「話す」「聞く」と同様に基本的に伝えるという点では変わりがないからです。前職の経験で分かりやすい言葉で伝える力の土台はできていました。

記事を書くためには実際に化粧品を試して使ってみたりもします。例えば、日焼け止めの商品に関する記事を書くときは実際に日焼け止めを購入して比較してみたりします。すると、新しい発見があったりして面白いです。記事の質を高めるためには化粧品に関する詳細な知識が必要になってきます。私はもともと化粧品会社出身の人間なので化粧品に関する知識は一通り身に着けていましたが、また、入社する前に一か月ほどの猶予を頂いていたのでその期間を利用して化粧品に関する資格はほとんど取りました。どこに出しても恥ずかしくない情報を提供したかったからです。

弊社のライターは各々の専門分野に特化して日々勉強を重ねています。そこが他のメディアとは違う体制かなと思っています。インターネットの業界は一瞬で状況が一変してしまうので、いかにユーザーのニーズを満たし支持され続けるかという点については日々議論を重ねているところです。プチ化粧水のように軽めの内容のときはイラストをいれたり、記事の中の一つのトピックを短くして読みやすさを重視して書いています。

基本的には記事の長さは5000字程度ですが、同じ5000字でも深く学べる文章や浅く広くいろんな化粧水について学べる文章があるというわけです。現在はとても忙しく働いていて、1日の労働時間が2時間に感じられるときもあります(笑)。記事を執筆する傍らライター部隊のマネジメントも行っているので、一日が一瞬で過ぎ去りますね(笑)それだけ充実した日々を過ごさせて頂いています。

人生目標と今後の展望

振り返ると中高時代は部員が200人の吹奏楽部に所属しておりました。とにかく大人数で動くことが多かったです。その中でコミュニケーションをとって人と一緒に頑張ることがすごく好きでした。

人が好きだからアルバイトも接客業を選び、仕事をしているうちに、人と話しながら女性の魅力を引き出す仕事に魅力を感じるようになりました。私の中で仕事は“やらなきゃ”っていうよりも“やりたい”という気持ちを持って取り組みたいと思っていたので。悩むことなく楽しんでここまでのキャリアを歩んできたなという感じです。なので、Waqooが掲げる“ワクワクすることをしよう”という理念は強く共感しています。

10年後の目標は「ブランドに捉われずに多くの女性を綺麗にして魅力を引き出す」というように設定しています。その先の10年は、それが達成されたとき自然と大きな目標がでてくるのではないでしょうか。例えば「男女を問わず人の魅力を引き出す」等かもしれません。

カラーセラピストやその人のお洋服を選ぶ仕事などの勉強をして、もしかしたら自分のサロンを開くかもしれないし、違う会社の編集長として人の役に立つような雑誌を書いているかもしれません。それは自分の中でも未知数なんですが、一番の軸は「人の魅力を引き出す」なのでそこはぶらさずに生きていこうと思っています。

私自身、昔から自分に自信がなくてこの子綺麗だなとか、羨ましいな、と思うことが結構あったんですね。でもある時、「自分は自分であって他人になることはできないけれども、自分には自分にしかない良さがある。だからそこを磨いていこう」と考え方を変えました。誰かになることはできないけれども、その人の魅力を最大限引き出すお手伝いはできます。人とコミュニケーションをとってその人の力を最大限引き出すという自分の強みをこれからも磨いていこうと思っています。

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藤原 彩 (27)
経歴:

22歳 大手化粧品会社に入社。業績一位を獲得

26歳 Waqoo株式会社に化粧品に関するライターとして転職。ライターのマネジメントも行う。

 


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