人間関係

腑に落ちない上司の言葉を前向きに捉えるには

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腑に落ちない”とは、“納得がいかない”の慣用表現ですが、最近良く使われる「意味分らない」などと同じような意味です。そして上司の言葉には、時としてそんな納得のいかない点があるものです。

先ずは、耳で聞く言葉と心で聞く言葉の違いを知ろう

人が何かを言う時には、相手に聞こえるような声で言葉を発しますが、その言葉、特に、疑問形の言葉は、必ずしも直接的な質問として捉えられないものがあります。これは誰にでも経験があることと思われますが、次の様な例がそれになります。

① 約束の時間に遅れた時に恋人が言う「いったい何をしていたの!?」
② 遅く帰宅した娘に父親が言う「いま何時だと思っているんだ!?」
③ 何回かミスを繰り返した時に上司が言う「またか、何度言ったら分るんだ!?」

言うまでもありませんが、これらの言葉(質問?)への答えは、①に対して「寝坊です」、②に対して「11時半です」、③に対して「あと2度です」などではなく、正しい答えはいずれも「スミマセン」です。
ここで、この正解に「え?」と疑問を持つ人がいるとすれば、その人は耳で聞いた言葉(質問)に答えているだけで、相手の言葉を心で聞いていないのです。これらの例では、長時間待たされた恋人、娘を心配する父親、そして部下の成長を期待する上司に「反省してほしい」との心の声があるのです。

指導の為に叱ることとイジメとは違う

声にする言葉と心の言葉に差が出来るのは、その時の感情として「怒っている」ケースが多く、その感情をストレートに出さなくてもその心中を汲み取って欲しいとの思いがあるからであり、それはある意味では優しさとも言えます。
そうでなければ先の例でも「理由は何であれ謝りなさい!」とストレートに言うでしょう。
実はそこに「怒る」という感情を「叱る」という言葉に置き換える人と、それをせずに「怒る」をそのまま言葉にする人との違いがあるのです。
叱ることには、良くない事を改めさせようとする指導的な意味が含まれますが、怒るのはただ単に感情をぶつけているだけとも言えます。
しかし注意しなければならないのは、怒っている感情をそのまま言葉に出さないとはいえ、「無視」や「皮肉・イヤミ」などに替えて表現する人もいることです。
そんな人の冷たい態度には、ストレートに怒られることよりもイヤな思いをし、反省する気にもならないかも知れません。職場での上司にはそれらのどのタイプがいてもおかしくありませんので、自分の上司はどのタイプなのかを見極めておく必要があります。そうすることで、上司の言葉や態度に腑に落ちない、そして意味不明な点があった場合に、心の声が聞き取り易くなるのです。

叱られることはありがたいこと

職場での上司の言葉には「褒める」、「叱る」そして「怒る」などがありますが、何と言っても嬉しいのは褒められることでしょうし、そしてイヤなのは怒られることでしょう。
しかし最も辛いのは、何も言われずに無視されることです。これはイジメとも言え、パワハラにも匹敵する行為です。
それから比べると、叱られることなどは、指導的な意味としてありがたいことなのです。
そこで大事なことは、上司の言動から心の言葉に耳を傾け、今自分は真に「褒められているのか」「叱られているのか」「怒られているのか」「イジメられているのか」を読み取ることです。
それは一見難しいことのように感じるかも知れませんが、イジメ的な言動には「何も言わない(無視)」や「言い訳するな!」「口答えするな!」「勝手にしろ!」更には「辞めてしまえ!」などのような一方的な言葉が多く、「イジメ」か、それ以外かの判断は付き易いものです。
一方どんなにきつい言葉で叱責されたとしても、その言葉の中に「やる気はあるのか!?」や「何故出来ないのだ!?」などの「疑問形」が入っていれば、そこには弁解や、良い訳、そして理由などを聞く耳を持つ指導的な叱りと考えられるのです。
勿論、「反省しろ!」との心の声に応え、謝罪すべき事は謝罪した上での話ではあります。従って、もしも上司の言葉に腑に落ちない、意味不明な点があっても、それを前向きに捉えることで、対話へと勧めるチャンスがあり、それを通して成長さえする事が出来るのです。

eyecatch_085
Roots&Vision編集 (30代前半がメイン)
経歴:

仕事でのモヤモヤや将来への不安がある時、自分にあったロールモデルを探すお手伝いをさせて頂いています。ココロに向き合い想いをカタチにを合言葉に、皆様のキャリアチェンジを応援しています


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