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出会った一瞬だけよりも、人生まるごとハッピーにしたい

人とかかわることが好きで、出会った人の人生に深く関わっていきたいと、大手航空会社の客室乗務員からベンチャー企業の人事担当に転職。課題があっても教えを請う先輩のいない職場で、必死で勉強の毎日。

客室乗務員としての社会人スタート

最初は大手航空会社の客室乗務員(CA)としてキャリアをスタートしました。
CAの仕事は多くの人のイメージ通りお食事やお飲み物のサービスが中心ですが、ちょっとした会話やキャンディのやりとりなど小さなコミュニケーションを通して、短い時間のなかでいかにお客さまにハッピーになっていただくか、というのがチャレンジのしどころでもあります。
CAが特殊な業態だなと思うのは、毎回違うクルーとお仕事をするという点です。
「初めまして」の人とお仕事をするので、コミュニケーションがうまくいかないと、お互いの歯車がうまくかみ合いません。
最大4日間一緒に乗務するのですが、ヘタをするとその4日間が全部ぐちゃぐちゃ、しかもその違和感がお客さまに直接伝わってしまいサービスに影響することもあります。
CAは結局1年半で辞めることになりますが、とはいえクルー間コミュニケーションの難しさが退職の理由ではありません。
初めての人とのお仕事に難しさを感じることはありましたが、自分から積極的に濃密なコミュニケーションをとっていくことである程度解消できることがほとんどなのです。
CAとしてのやりがいは、お客さまの笑顔でした。
たとえば1杯のホットコーヒーが少しでもその方のハッピーに繋がれば…そんな小さな積み重ねが、私自身のモチベーションでした。
しかし、入社して半年くらい経った頃、違う景色が見えてきました。
羽田や千歳など大きな空港を発着する国内線にはビジネスマンのお客さまが多いのですが、ある時ふと気づくと、ほぼ全員が眉間にシワを寄せ口をへの字にして、腕と脚を固く組んで寝ているのです。
それを見て、仕事中ならいざ知らず、寝ている時まで眉間にしわを寄せるとは日本はなんて不幸せな国なんだろう、と思ってしまいました。
たとえお客さまに一瞬のハッピーを提供して笑顔になってもらったとしても、その人の人生の「眉間のシワ」は伸ばせないのだ、と思ったときに、ものすごく無力感を感じてしまった、それが転職につながる原体験と言えます。
それ以来、ほんの一瞬のハッピーではなく、誰かの人生に影響を与える仕事がしたいという思いが募っていったのですが、そういう希望をかなえられるポジションは社内異動のなかでは得られそうにありませんでした。
やがて国際線の訓練が始まり何か変わるかなという期待もありましたが、やはりそれまでのモヤモヤした思いは解消されないということがわかり、転職を決めました。

誰かの人生にもっとコミットしたい、だから人事!

転職活動を始めてみて、CAとして1年半を過ごしてきた自分には一般的なビジネスパーソンとしての生きる力や基本的なスキルがまったく身についていないことを痛感しました。
これは同じような第二新卒の方と比べても私の圧倒的な弱みでした。
このビハインドをどうすれば取り戻せるか、というのは転職先を選ぶ上で重要なポイントでした。
前職で大手のゆっくりしたペースや手続きの煩雑さなどをまだるっこしく感じていた部分もあったので、それならベンチャーに挑戦してみようと思うようになりました。
また、自分はどう働きたいのかを考えたときに、軸となったのは「誰かのために」というスタンスでした。
とはいえ、前職のようにその場限りのサービスを提供するのではなく、また人材紹介のエージェントのようにその人の人生の転職というほんの一瞬の場面にかかわるだけでもない、もっと深く人とかかわることのできるポジションは何かと考えたとき、同じ会社の社員のために働くバックオフィススタッフ、なかでも人事がいちばん自分のやりたいことに近いのでは、と考えました。
できることなら小さい企業の人事として20人、30人の人生に思い切りコミットできる環境がいい、と探していたときに、ちょうどそのようなポジションの募集があり社長にお話を聞きに行ったところ、そのビジョン、これからの可能性にも感銘を受け、Arinosに入社を決めました。
現在の仕事は、採用がメインです。
急拡大中の弊社では今期、社員数も倍増を計画しており、採用目標達成のため日々業務に励んでいます。
コンサルの業界の働き方には厳しい面もありますが、そのぶん今いる社員は何かしらモチベーションをもって入って来ている人ばかりなので、そのモチベーションをどう管理していくか、落ち込んでいるときにどう元気を出させるか、そういったところも私の領域です。
前職で一日に何百人という方とお会いし、その人が今何を求めているのかを考え続けていたからか、目の前の相手が元気かどうかをぱっと見で見抜く力は少なからず身についていると感じています。
現在は常駐案件が多いため、オフィスで社員の顔を見ながら働ける環境ではありませんが、たとえば30分のミーティングで顔を合わせたとき即座にその人の状態が見抜けるとそれだけで効率の良いマネジメントができますから、それが得意なのは自分の強みだと思っています。
そんな私も実は、中学1,2年までは人見知りでした。
そんな自分がイヤで、何気ないことを会話の糸口にできるように、みんなに積極的に話しかけられるように、こっそり訓練していた時期があります。
コミュニケーションに対する苦手意識は乗り越えましたが、時々昔の自分がひょこっと顔を出すときもあります。
そんなときはたとえ苦手と思う相手でも、良いところを見つけられるように意識しています。

毎日が勉強!社労士の資格も、働き方の多様性も

私が飛び込んだ先は、前職とはまったく違う業界・職種、しかもバックオフィス担当は現在私一人でなにか問題があっても隣には教えを請う相手がいないという環境でした。
法律の知識もまだまだ追いついていません。
毎日が勉強の日々ですが、今の経験が活きるよう、将来的には社労士の資格をとりたいと思っています。
個人としてのキャリアプランにはいくつか方向性があるのですが、まずは人事として胸を張れる状態になりたいと思っています。
世の中で人事担当として様々な取り組みをしている方々と肩を並べられるようになるのが目標です。
まだまだ何も整っておらず、システムも制度も何もないと言っても過言ではないような会社ですが、その分やりがいばかりで毎日ワクワクしています。
性別・国籍など関係なく、様々な人が多様な働き方で能力を発揮出来る環境を作っていきたいですね。

自立成長型の人は転職向き

転職してから「大企業は良かった」と思うことがないといえば嘘になります。
しかしあのまま5年いたとしても自分は何者にもなれなかったと思うので、あの業界を飛び出したことに後悔はありません。
ただ大手からベンチャーへの転職には、それなりの覚悟が必要になることは確かです。
生半可な考えで飛び出すと、後になって「こんなはずではなかった」という部分がでてきてしまうかもしれません。
将来こんな自分になりたい、こんなことがやりたいというビジョンがあって、自立成長型の人にとっては転職は検討するべき選択肢のひとつだと思いますが、そうでない人にはお薦めしません。
誰かから転職相談を受けたとき、それが何かにチャレンジしたい、すでに学べることは学んだから次のステージに行きたい、という前向きな動機なら、私は全力で応援するでしょう。
でも現状が辛い、いやだ、という理由の場合には、まずは視点を変えてみることをアドバイスします。
前向きに捉えることで起こすアクションが変わることもあるでしょうし、立ち向かわず逃げているだけではどこに行っても何も変わりませんから 自分もまだ24歳なので、あまり大きなことは言えませんが(笑)。

株式会社Arinos(アリノス)鮎澤様のインタビューを通し感じた事

編集後記:鮎澤さんは、CA時代に徐々に感じだした想いを現実にすべく行動しています。
やりたい事というのは実直に今と向き合う事で見つかってくるものだと感じました。
また、実直に取り組んだ業務は大幅なキャリアチェンジをしたからといって無駄にはならないスキルです。
必ずしも大企業だからといって社内異動でキャリアを積めるという訳ではありません。
本当にやりたい事が見つかったら、失敗を恐れず行動する。
行動を起こす選択肢にベンチャーや中小企業への転職しかないのであれば、後に大企業は良かったと思う事があるかもしれないけれど行動した方がよいのだと物腰は柔らかく暖かさのある鮎澤様の、エネルギーに満ちた目を見たらそう思わされました。
株式会社Arinos採用情報

 

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プロフィール

鮎澤 緑

(24)

経歴:

22歳 大手航空会社の客室乗務員(CA)としてキャリアをスタート

23歳 より長く誰かの人生をハッピーにしたいと思い株式会社Arinosへ転職

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