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やりたくない仕事、仕事をやりたくない時がある

やりたくない仕事とは?

やりたい仕事があって、それをやりたい職場で出来る人はとても幸せな人ですが、そんな人はそれ程多くないでしょう。
大抵の場合はそのどちらかが満たされないものです。
  ・プロ野球選手の例では、ポジションは良くても希望とは別のチームに… ・俳優で言えば、所属事務所は希望通りでも不本意な役柄も… ・そして一般的な会社員も、希望した営業職でも勤務地は希望外の営業所に… こんなことはよくあることです。
また、例え希望通りの職種で希望通りの勤務地であっても、そこでの仕事の中には「やりたくない事」があるのも普通です。
多くの場合それは「誰の為にもならない仕事」と言えます。
或る漁港近くの工場から排出された廃液によって近海が汚染されたことで、その地の漁業に深刻な影響が出た時の事例から、そのことが良く理解できると思われます。
この工場からの提案は、汚染によって死滅した魚をこれまで通りの価格で買い取るとのことでした。
漁師たちは、生きている魚を獲るよりも簡単だと、その提案を受け入れ、毎日食べられない魚を獲っては工場に納品し、工場の依頼でそれを廃棄処分していたそうです。
そんなことを続けていた或る時に、漁師たちは「この仕事で喜ぶのは誰なのか?」との疑問を持つようになり、食べられる魚が獲れる海に戻すために、海洋汚染を浄化する仕事に切り替えたと言う事例です。
仕事をする目的は、その対価としての報酬を得ることかも知れませんが、報酬が得られてもやりたくない事、それは「誰の為にもならない仕事」なのです。

やりたくない時とは?

いつもならやりたくない事ではない仕事でも、ちょっとした事からそれをやりたくない時があるものです。
そしてその原因は、その仕事をやらせたい側の人にある場合が多いのです。
家庭での会話ですが「たまには俺が家の掃除を」と夫が掃除機を用意している時に、妻が「やるなら雑にやらないできちんと隅々まで掃除してね!」等と命令調に言ったとたん「だったら自分でやれば…」と言いたくなる人も多いのではないでしょうか。
この場合妻が「ありがとう、助かります」などと言えば、きっと張り切ってやることになるのでしょう。
人間のやる気とは、本当にちょっとしたことで出たり、失ったりするものなのです。
これは仕事の場であっても基本的には同じです。
その仕事をやらせたい上司が、常に命令調で指示するだけでは、やりたい事でもやりたくない時が出来てしまうのです。
命令で人を動かせるのは上司の特権ですが、人がやる気を持って動くようにするのは上司の手腕なのです。
しかしながらそんな手腕がある上司ばかりではないことも事実です。
そこで必要なことは、上司がその手腕を発揮できるようにする為のキッカケを作ってあげることです。
それが命令の先取りです。
自分自身が上司の視点で状況を読み取り、自ら上司に「XXをしましょうか?」と問いかけるようにすれば、大抵の上司の口からはきっと「ありがとう、助かるよ」の言葉が出るでしょう。

やる気の出るひと言

家の掃除をしようとした時の妻の一言「ありがとう、助かります」、そして命令を先取りした時の上司の一言「「ありがとう、助かるよ」がやる気を起こさせるのは、その一言で「誰かの為になる仕事」そして「誰かに感謝される仕事」としての実感があるからです。
繰り返しになりますが、人がやりたくないと思う仕事は「誰の為にもならない事」或は「誰の為になるのかが分からない事」なのです。
報酬を支払うのだから四の五の言わずに黙ってやれ!では、人はやる気を持って動けないのです。
そんな上司の下でやりたくない仕事や、仕事をやりたくない時があるのであれば、その上司の命令に黙って従うだけではなく、その上司への問いかけで上司を変える手腕を身に付ける努力をして下さい。
その努力の成果は、いつか自分が上司の立場になった時にも必ず役立つことでしょう。

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