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IT業界へ転職して感じるギャップとは?

ハイテク産業、クリエイティブ、時代の最先端、技術、優秀な人材が集まる、ベンチャー これらはIT業界のイメージとしてよく挙げられるキーワードです。「IT」という言葉の響きとは裏腹に、実は案外泥臭い業界でもあります。ここではIT業界を代表するSI系とWeb系との比較を軸に、IT業界の意外な実態について解説したいと思います。

 

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IT業界のリアル

IT業界への転職を考えている方のために、まずは業界について簡単に説明します。
IT企業は大きく2つの属性に分けることができます。
一つはB2BとB2Cの取引対象の違い、もう一つは受託開発と自社開発の違いです。
それぞれの属性の違いにおいて対極の位置にあるのがB2Bで受託開発を行うSIerとB2Cで自社開発を行うWeb系企業です。
SIerとWeb系企業の違いについて詳しく見てみましょう。
最大の違いはその開発手法。
SIerの場合ウォーターフォールモデルでの開発が主流で、要件定義→設計→開発と流れる各工程を厳密に分割し、水が上流から下流へ流れるがごとく前の工程に戻ることは非常識と捉える思想があるようです。
一方のWeb系開発においては、アジャイル開発が大半となっています。
社会環境・市場の変化、多様化するユーザーニーズへ対応するためには変化を受け入れる柔軟な姿勢こそが重要であり、仕事の上流も下流もないとするのが一般的。
同じIT業界ではあっても、業態により思想が異なるところが業界の大きな特徴点かもしれません。

SIとWebの働き方の違い

エンジニアを例に働き方がどう異なるかについて見てみましょう。
SIエンジニアとWebエンジニアの違いとして、まずコストに対する意識が挙げられます。
SIエンジニアの場合、プロジェクトの予算管理の中で「人月幾ら」として人件費コストが決まっていくため、個人として利益に貢献しているという感覚には乏しいと言えます。
これに対し、Webエンジニアの場合はゲームやアプリの開発などBtoC開発が中心であり、ユーザーの課金状況などがリアルタイムにわかるため自分の仕事がどれだけの売上に繋がったが一目瞭然。
それゆえに利益に対する意識が自然に育まれやすい環境であると言えます。
仕事の目標という点においても大きな違いが表れています。
SIエンジニアの場合、クライアントの要求に応えるという絶対の目標が軸であるのに対し、Webエンジニアの場合は「面白ものを作る」「世の中にないものを作る」といった漠然とした目標を追い求めることが許されています。
これらの違いにより、SIエンジニアの多くは安定志向型でクライアントのために長期的な視点で腰を据えて仕事に取り組みたいというタイプであり、論理的思考を得意とするのが特徴。
一方Webエンジニアの多くやりたいことが最優先で、今を大事にしたいというタイプが多いと言われます。
全体的な傾向としては、SIに多いのがマネジメントタイプでWebに多いのがスペシャリストタイプと言えるかもしれません。

SIとWeb、組織の違い

SI業界は、建設業界と構造が似ていると言われます。
プライムと言われる大手SIerを頂点に無数の下請け企業が連なるピラミッド構造は、大手ゼネコンを頂点とする建設業界と同じだからです。
業界構造と同じように、SI企業のほとんどは縦割型の組織。
役割分担も明確であり、上司が部下のすべてを評価するピラミッド構造となっています。
人事評価も資格を軸とするのが主流であり、取得資格により手当・ポジションが決まっていくスタイル。
Web企業はフラットな組織であることが多く、若手に任せる度合いも高いと言えます。
具体的な仕事の成果が見えやすいということもあり、個人の仕事の成果を評価の対象とする傾向が強いようです。
以上SIとWebの違いについて解説してきましたが、すべての企業がこれに当てはまるとは限りません。
あくまでひとつの参考例として今後の転職に役立てていただければと思います。

 

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