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【苦戦】中小企業採用の課題と採用方法

人手不足が深刻化してきています。厚生労働省が発表した2017年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.48倍でした。完全失業率も2.8%と低く、雇用情勢は「売り手市場」が色濃くなってきています。採用支援をしている筆者が独自の目線で中小企業が抱える採用課題と解決方法を探っていきます。

中小企業採用の課題

まず、本当に中小企業は採用ができていないのか?と疑問に思うかも知れません。
一方、そうそうと共感する方もいらっしゃると思います。
なぜ、この認識の差が産まれてしまうのでしょうか。
それは、企業への求人応募が多いか少ないかにあると感じています。
ではなぜ求人応募が多い企業と少ない企業が出てくるのでしょうか。
それこそが中小企業における採用課題なのです。
求人応募者数を要因分解すると下記のように分解する事ができます。
各要素で何が課題になっていそうかを探っていただければと思います。
求人応募がこない多くの中小企業は各要素のどれかの指標のスコアが悪い可能性が高いです。

応募者数 = 企業のブランド力 × 労働条件 ×求人票閲覧数

企業のブランド力

ブランド力を決定する大きい要因は下記の4つになります。
四季報をみてみると人気企業と不人気企業の差は下記の項目で相関があると言えます。

採用のブランド力において業界の人気度はアンコントローラブルな部分ですが非常に重要です。
人気度が低い業界であれば、その他の項目の部分に力を入れる必要があります。
ビジネス形態でもBtoC形態の方が露出度が高くなり応募者が多く集まる企業と言えます。
また中小企業への転職での不安用を転職者にヒアリングすると安定性や成長性をあげる方が非常に多いため、安定性や成長性がいかに高いかをアピールする必要があります。

労働条件

「うちの会社は大手と同等の労働条件を用意している」と胸を張って仰る会社様がいらっしゃいます。
でも求人応募が来ない(少ない)。
それは、ブランド力で記載した安定性が大手よりも低い事が原因なのです。
その為、大手と人材を奪い合おうとした場合安定性で負けている分の求職者へのバリューを上乗せした労働条件にしなければいけません。
では大手と人材を奪い合うのが本当に正解なのでしょうか?私は正解とは思いません。
それこそ資本勝負になったら勝ち目はないです。
そこで大切なのは同程度~少し規模の大きい企業の同業他社が募集している求人と、多業種が出している同職種の求人票をリサーチし少し良い条件を出す事です。
人材採用はマーケティングなのです。
また、その仕組みに耐えうる社内の人事システムを構築し、社内で不満の出ないようにマネジメントする事が一番大切で難しい事なのですが今回は深堀をしないことにします。

求人閲覧数が少ない

ブランド力や労働条件により大きく変動するので一概には言えませんが、中小企業が1応募獲得するのには求人票閲覧数が2000~2500回程度必要です。
その為、できる限り多くの求人掲載をする必要があります。
求人票をホームページ等で掲載している方はアクセス解析等でどれ位閲覧されているかを確認してみて下さい。

中小企業採用の求人応募数を予測する

直近1年のホームページからの求人応募者数と求人票閲覧数(実際は閲覧人数)が分かればある程度の予測を立てることができるようになります。
例えば求人票閲覧数は1000回で10件の求人応募があったとします。
またリサーチにより同業や他業種の求人票と同等の労働条件だったとします。
これを下記の公式に当てはめてみると

ブランディング力は0.01となります。
これを用いて労働条件を調整し、採用計画に必要な求人票閲覧回数や応募者数を決定しKPIとし管理していく事をお勧めします。

応募者目線の求人内容にする

中小企業の求人票は簡素で分かりやすい求人票が非常に多いです。
求人内容を媒体への出向用求人票は営業担当者に作ってもらい、自社運用の求人票はハローワークへの求人内容を流用している事が原因である事が多いです。

▽応募者目線のPR文にする

ハローワークの求人票を例にとってみてみます。

これでは間違いなく応募は来ません。
どんな言語を利用し何をするのかが理解できず他の求人に埋もれていく事でしょう。
この求人はコアタイムなしのフレックスを導入しており自由に働く時間を選択する事が可能です。

こんな形で、求人票のユニークなポイントやメリットを訴求する事で、閲覧数を向上させ応募へ繋げる事も非常に重要です。

中小企業採用の時期とタイミング

求人出稿は必ず月初に、素早いPDCAを回す。
これを心掛けるだけで求人応募が増加します。
ハローワークの求人システムは、月初にデータスクリーニング(前月繰越分の更新)され、その上に新規求人分が付加される仕組みになっています。
その為、月初に求人票を出すだけで閲覧数上昇に繋がります。
また無料で求人票を出稿できる媒体も求人票を新しくすることで新着求人として扱われる事が多く認知向上に繋がります。
これを知っていれば、すぐに埋もれてしまう月末に求人登録するのは不利だと気づきます。

中小企業の助成金を調べる

『採用 助成金』や『採用 補助金』と検索すると国や都道府県が実施している助成事業や補助金があります。
自社にあう助成金を見極め利用する事をお勧めします。
手続きが面倒な場合もありますので助成金を扱っている社労士事務所にお願いしてしまうのも手段としてはお勧めします。

中小企業採用サイト

最後に中小企業採用における媒体選定について記述します。
採用とマーケティングは非常に似ています。
採用サイト・フリーペーパー・求人折り込み等にもユーザー属性があります。
自社で必要な人材の人物像をしっかりと策定し媒体選定を行うことをお勧めします。
パートであれば場所が大切なファクトになるでしょう。
アルバイトであれば、学生が良く見る媒体になるでしょう。
必ず媒体特性を見極め出稿してください。
その時に自社の求人は〇月~〇月は××の媒体からの応募が多くなる傾向がある等のノウハウも記録として残して下さい。
そうする事で媒体属性だけに捕らわないれず人材の流動性も意識し採用活動を行う事が可能となり更なる効果が見込めると思います。

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