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IT×交通でタクシー業界にイノベーションを。日本交通で成し遂げたい志

日本交通株式会社にて、ベンチャー企業以上のスピード感をもって次々と新規事業を手がける濱さん。経営者である父の影響を受け、社会にインパクトを起こすという志を若い時から持っていました。タクシー業界大手の日本交通でタクシー業界にイノベーションを起こすことの面白さ、やりがいについて話を伺いました。

 

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経営大学院での出会いがきっかけで日本交通へ転職を決意

シャープに勤務していた30代中盤の時期、このまま実務の経験のみで世界で戦っていけるビジネスパーソンになれるのかという不安が出てきました。
そんな中、土日や夜間でも通えるビジネススクールの体験クラスに参加したところ、これまでにない知的衝撃を受けました。

そのクラスは論理思考のクラスだったのですが、自分の思考の足らざるを痛感しました。
ここに通って学べば間違いなく自分を高めることができると確信し翌日には申し込みをし、結果大学院に通うと決意しました。

経営大学院で受講したあらゆる科目が自分の中で血肉となりましたが、特に印象に残っている科目は、組織や上司・部下を動かすために自分の影響力をどのように行使していくかというクラスでした。
大企業で社内調整の難しさを痛感していたため、ここでの学びはシャープでの仕事はもちろんですが、現在の日本交通での業務にも活きていますね。

また、消費者のインサイト調査を行う科目も受講したのですが、このクラスがきっかけで今の日本交通での私が存在するといっても過言ではありません。
クラスにおいてテーマを決めてそのインサイトを深掘り顧客の深層心理に刺さっている理由を考えるのですが、私たちのグループは日本交通のキッズタクシーというものをテーマに設定しました。

タクシー業界は縮小傾向であり、規制産業でもあるためMBA的には魅力ある産業ではないと思われるかもしれません。
ですが、キッズタクシーは子供の送迎に焦点をあてたサービスであるため、ドライバーと子供の接点を生み出し、それが親とドライバーの関係強化に繋がり日本交通がお客様から選ばれる理由になっています。

マーケティングのあり方としてとても興味深く、こういった施策を手がけている経営者にも自然と興味が湧きました。
そして私たちが分析したインサイトについて日本交通の川鍋社長にプレゼンテーションを行う機会を幸運にも得ることができたので、貴重な機会だと思いプレゼンテーションを行いました。

幸い川鍋社長は我々の発表内容を高く評価してくれ、その後食事会も開いてくださりました。
川鍋社長とお会いした後も、川鍋社長と日本交通の魅力に惹かれていく自分がいました。

そして何度か連絡をとり、再度お会いした時に、川鍋社長が「日本交通はタクシー業界で世界に通じるサービスを生み出したい」という言っていました。
私自身当時描いていた自分のビジョンと同じことを掲げる社長がここにいると感じ、その場で働かせてくださいとお願いし、入社することになりました。

日本交通へ転職するまでの原体験1 新しいものに取り組むことが大好き

学生の時から新しいものに取り組んだり、新しいものを創ったりするのが好きでした。
小中高とクラブ活動に力を入れていましたが、剣道部、陸上部、水泳部と全部個人競技ではありますが色々なものに打ち込んできました。
新しいものに取り組むのと同じく自分の限界に挑戦するという気持ちも自分の中では強いですね。

大学ではフルマラソンにも挑戦しましたし、トライアスロンの経験もあります。
スポーツだけではなく、大学時代に友人と共に仙台のミスコンを選ぶイベントを開催しました。
私は東北大学に通っていたのですが、東北にはあまり美人がいないと言われていたため、「そんなことはない!」という強い思いと丁度インターネットが登場した直後な時代だったため、インターネット上に載せる新しいコンテンツを作ってみたいという思いが原動力でした。

やっぱり新しいもの好きなんですね。
反対にルーティーンな作業などは苦手だったりします。

日本交通へ転職するまでの原体験2 厳格な父の影響で、ものづくり・経営への関心が高まる

学生時代に取り組んだことの影響も強いのですが、同時に自分の価値観に一番大きな影響を与えた存在は間違いなく父です。
父はものづくりに携わる特殊鋼の仕事をしていました。

海外への出張も頻繁にあり、日本のものづくりを世界に展開することで日本経済を牽引している姿が自分にはとても誇らしく思えました。
そして、自分自身も漠然とものづくりに携わりたいという思いを持っていました。

一方、家庭の中では非常に厳格であり、勉強をしないと怒られたり場合によってはげんこつされる等もありました。
嘘をついたり言い訳をしたときなんかはこっぴどく怒られましたね。
怖い存在でありながらも尊敬する存在でもあったので、父が卒業した東北大学に自分自身も通いたいと思い東北大学を受験し入学しました。

その事について父はとても喜んでくれて、大学での過ごし方、友人との付き合い方など親身になってアドバイスをしてくれました。
大学に進学した後も、仙台に出張の機会を作ってよく会いに来てくれました。

当時父は勤めていた会社の代表取締役を担っていたり、子会社の社長として経営再建を行っていました。
経営者として社会のためになる事業を行っている父の話を聞きながら、自分も将来は経営に携わり社会に大きなインパクトを起こせる人間になりたいという思いが高まりました。

日本交通へ転職するまでの原体験3 大企業で充実感を得ながらも自分自身に問い続けた志

大学生活も後半に入り就職活動を行いましたが、父の影響もありものづくりを中心に企業を回り、自由な社風と感じたシャープに入社を決めました。

大学時代に電磁波が脳にどのような影響を及ぼすかを研究していたこともあり、人に優しい製品を生み出したいと思い最初はエンジニアとして携帯のソフト開発を手がけました。

入社後、当時のJ-Phoneの端末開発や写メールシステム開発、アニメ会社とのコンテンツビジネス、キャラクタービジネス立ち上げを行うなど、幅広いプロジェクトを経験しました。

大企業で新しいチャレンジができた面白さに加え、手がけたものが世の中に見える形になることが嬉しかったですね。
例えば写メールシステム開発については、藤原紀香が起用されて街中で盛んに広告されていたりと自分が手がけたサービスがメディアに掲載され、消費者に伝わる形で展開されていく喜びを感じました。

一方、色々な新規事業の機会をもらえたものの、シャープという大企業の中では社内調整に思いのほか労力がかかり、他社に先駆けてはじめないと間に合わないのに意思決定が遅い、関係者間の調整に時間がかかりすぎる等の課題も感じていました。

社内調整が手間だと、社内の承認を得ることのみに意識が集中してしまい、そもそもの顧客や市場の視点がどうしても薄れてきてしまいます。
そうやって社内にばかり意識が向き、典型的な内向き思考になりつつある自分に危機感を感じはじめました。

この会社にこのまま留まるべきではない、でも自分は他に何かしたいことがあるのかと迷う時期が続きました。
そんな時、父と仕事について話す機会がありました。
父が仕事を通じて何を世の中に遺したいか、大切にしている価値観等を語る中、父は経営者でありながら現場よりも技術について詳しく、ものづくりが本当に好きであると感じました。

その時、私はこれまで父の影響からものづくりへ関心を持っていましたが、本当に自分自身が好きなのはものづくりなのかと自問自答し続けました。
自分自身がワクワクする仕事をやり続けることが何よりも大切である、さらにこれまで自分が夢中になれたことを振りかえった時、「世界に通じるサービスを生み出したい」という志が芽生えました。

夢は世界!日本交通で世界に通じるイノベーションを創出したい

社長からの強い期待もあり日本交通に入社しましたが、これまでの大企業での経験があるとはいえ、日本交通内だけでなくタクシー業界においてもゼロからのスタートです。
業務内容を細かく与えられる立場ではなく、仕事を創っていくことを期待されていたため、最初に私が行った業務は管理職や現場の方にとことんヒヤリングをすることでした。

会社の財務状況や長期で目指す方向性は、これまで日本交通の川鍋社長(以下、川鍋)から聞いていましたが現場の方がどのような業務を行っているのか、どのような気持ちで仕事をしているのか、多くの人と話をする中で少しずつ現場感覚や信頼関係を築いていくことが出来たと思います。

その中で私が最初に着手すべきと思ったのは配車アプリのリニューアルです。
これまでは川鍋の指揮のもと配車アプリは開発されていましたが、今後様々なサービスとの連携を考えたとき追加機能が必要だったため、追加機能を洗い出し実装に向けたフェーズは私が担いました。

新しい会社であったため、社内調整の進め方等で失敗もありましたが、その都度学んでいきながらとにかくがむしゃらに取り組みました。
そして配車アプリのリニューアルを先駆けとして、ハイヤーピッチ(移動時間の隙間時間を活用し、ベンチャー経営者が大企業の経営層とハイヤーに同乗し、プレゼンテーションする機会を得るサービス)、LINEとの提携により実現したLINE TAXI(スマートフォンのLINEアプリ上からGPSで自分の位置情報を指定し、タクシーを呼び出し可能なサービス)、タクシー内で広告動画をみると割引クーポンが付与されるサービス等を手がけてきました。

どれもタクシー業界では先進的な取り組みですが、やりたいと思ったアイデアをすぐに実行に移せるという大企業とは思えないスピード感と、自分達を信じて任せてもらえる社風のおかげでどんどん挑戦する機会をもらえていることに感謝しています。

今後は世界規模でIT×交通の領域でイノベーションを生み出していきたいですね。
日本市場全体として人口減少の影響で長期的には縮小していきますが、世界においては沢山の成長可能性に満ち溢れています。

ウーバーやリフトをはじめとしてライドシェアリングサービスのようなイノベーションはタクシー業界では世界同時多発的に成長しています。
どんなにITが発達しても最終的な物や人の移動は今後も必ずおきます。
その移動をより効率的に、より感動的にしていくことを世界規模でチャレンジしていきたいです。

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プロフィール

濱暢宏

濱暢宏

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経歴:

シャープにてシステム開発・新規事業立ち上げの後、日本交通株式会社にて新規事業開発に従事。

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