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大手企業が求める転職人材とは

80年代のバブル経済期。新卒学生の3人に2人が上場企業に就職し、日経平均株価は5万円に届くとまで言われた時代。それから30年、経済状況は激変し、働く人の価値観も多様化しています。日本経済をリードする大手企業はいまどのような人材を求めているのでしょうか?

 

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協調性よりも個性

高度性経済成長期の日本を支えていたとも言える日本型雇用慣習。
終身雇用、年功序列という慣習のもと、国内大手企業において人材に求められたのは協調性でした。
90年代以降のグローバル経済化に伴い、国内大手企業の外資系企業的ビジネス展開が目立つようになり、求める人材のタイプは大きく変化しています。
ビジネスのIT化や外資的ビジネス展開の浸透などにより、ITを活用できる能力はもちろん、ビッグデータを的確に読み解きプランを立て実行できる人材が求められるようになってきています。
外資的ビジネス展開と言えば、楽天やユニクロなどのように日本企業でありながら社内公用語を英語にする企業が増えつつあります。
これまで語学力は特技として捉えられていたと思いますが、日本のグローバル化とともにビジネスマンの必須能力となりつつあるようです。
楽天のように新卒採用はTOEICスコア800点以上が必須とする企業も存在します。
ITを駆使し、論理的志向をベースに仕事を組み立て、しかも語学も堪能。
いま求められているのはそうした総合力の高い人材のようです。

組織活性化を目指して

大手企業を志望する学生にとってその魅力は「経営基盤の安定」「ビジネスの規模」「ブランド」など。
スケールの大きな仕事を手掛けたいという夢を持って入社しても、決められた役割の範囲で仕事をこなすだけという現実に直面し、大組織の中の小さな存在に過ぎないことに気付いてしまう。
結果的に残るのは、組織に調和する安定志向の強い人間が主流となり、組織は硬直化していく。
多くの大手企業が抱えている課題です。
数多くの大手企業が導入している「企業内ベンチャー支援制度」 ほとんどの企業で期待した成果は得られていないと言われています。
理由は至ってシンプルで、手を挙げる人間が少ないから。
想像力、発想力豊かな自主行動型の社員がいかに少ないかが伺えます。

大手企業が求める人材の今後

一般論を離れ少し具体的な話をしますと、大幅な採用スケジュールの変更のあった2016年度新卒採用において、多くの企業が採用目標未達成という結果に終わったことが確認されています。
大手企業の多くが第2新卒・中途採用での補充に動いており、転職者(特に20代の若手)の採用要件が若干緩和されているとの見方もあるようです。
今後しばらくは中途採用ニーズが高まると思われます。
また大手企業を中心に企業のIT投資は今後も積極的に行われると予測されています。
ビジネスのIT化が今後も加速するとすれば、ITを活用できる能力と論理的思考をベースに企画立案から実行までを総合的に行うことができる力を持つ人材へのニーズが高まっていくと思われます。

大手企業への就社ではなく"就職"を

前述したとおり、大手企業を志望する学生(一部の中途や第2新卒)は近年「経営基盤の安定」「ビジネスの規模」「ブランド」などを求めがちです。
しかし、会社のイメージやブランドで入社したとしても、自分で何がやりたいかが定まっていない方が散見されます。
そうなると「思った仕事ではなかった」「やりたい仕事ができない」という理由から、3割近くの方が3年程度で苦労して勝ち取ったブランドを捨てて転職してしまいます。
だからこそ、自分が何ができるか、何がしたいのかなどの将来像をしっかりと考えて、その将来像に繋がる会社選びをする事をお勧めします。

 

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